溶接部の残留応力について
熱が加えられることにより、多くの物体は膨張しようとします。したがって熱は物体を変...
溶接部の残留応力 続き
溶接部の残留応力について先にも紹介した局部的な加熱は、構造物の中に温度差を生じさ...
溶接部の残留応力
溶接部の残留応力の発生原因は,溶接部に生じた固有ひずみ(残存した塑性ひずみ)が主...
溶接 強度
溶接 強度の適正な値を確保する為には、様々な観点からの溶接 強度確保に向けた検証...
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溶接部の残留応力について先にも紹介した局部的な加熱は、構造物の中に温度差を生じさせることになり、この熱応力で新たな残留応力を生じさせる可能性もあります。よって加熱範囲や保温の方法等の施工条件にも注意する必要があります。
また、加熱した部とそうでない部分の境には、それぞれの中間的な熱履歴を受ける領域が存在しますが、この部分の材質の変化などについても注意を払う必要があるといえます。
構造物自体を熱処理炉に入れて溶接後の熱処理ができる場合でも、炉内や構造物内の温度の均一化に注意する必要があります。
特に注意したいのは、冷却時に生じる温度差が残留応力の新たな生成を招くということです。よって、炉温の冷却速度を低く、また、熱処理炉からの取出し時の温度を十分低くするよう管理することが大切です。
実際の施工においては、昇温時には強度が下がるため対象構造物の支持方法や変形を防止する措置にも配慮する必要があります。 さらに、熱処理による材質変化についても注意して、問題の生じない条件で施工することが重要です。
例えば、熱処理によって強度や靱性を確保している炭素鋼や低合金鋼においては、不適切な溶接後の熱処理によって強度や靱性の低下を招く場合が多々あります。Cr-Mo鋼などでは、溶接の止端等の応力集中部において、溶接後熱処理による割れを生じる(SR割れ)場合もあります。
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